シルミオーネ

• 中世のお城
• マリアカラスの別荘
• 聖ペトロの教会
• ローマ時代の遺跡
• 湖沿い道

カトゥルスはシルミオーネ出身で、紀元1世紀の有名な詩人です。イタリアの学校で彼の詩をよく習います。ローマ時代に書かれた詩は、戦争や古代の英雄、神話についてがほとんどでした。その時代、カトゥルスが初めて愛や友情についての感動的な詩を書き、有名になりました。 シルミオーネについての詩も残っています。実は、カトゥルスがこの別荘に住んでいたかどうか定かではありませんが、カトゥルス家は大変裕福で、この別荘がこの地域で一番豪華な建物でしたので、彼がここに住んでいた可能性が高いとされています。

ルミオーネには、世界一有名なオペラ歌集マリアカラスが住んでいた屋敷があります。1947年、マリアカラスはアメリカからヴェローナに渡りました。ニューヨークでヴェローナの野外オペラフェスティバルの芸術監督に出会い、カラスはアレーナでのオペラ歌手として招かれました。ヴェローナでオペラを終えたカラスがよく食事をしたレストランで、実業家のメネギーニ氏が一目惚れし、メネギーニ氏は会社経営を辞め、カラスのマネージャーとなり1949年ふたりは結婚しました。世界から隠れるように、カラスはメネギーニ氏と短い夏のヴァカンスをシルミオーネの別荘で過ごしました。1952年始め、マリアカラスはシルミオーネに来ました。今でもシルミオーネの人々は、カラスのことを親切でごく普通の人と記憶しています。しかし1959年カラスがオナシス氏と出会い、メネギーニ氏を捨て、試練に満ちた恋愛人生が始まりました。カラスにとってガルダ湖は思い出深いが、二度とシルミオーネには戻ることはありませんでした。シルミオーネには、カラスが幸せなヴァカンスを送った別荘が今も美しく残ります。メネギーニ氏が亡き後は後継者がいなかった為、お手伝いが相続し、いくつかの高級なレシデンスになりました。

イタリアは日本と同じく火山国で、至る所に温泉が湧き出ているのです。イタリアの温泉も日本と同様に、場所により様々な治療効果の成分が入っています。 中には、結石を溶かす効果や、皮膚病の治療効果の温泉などもあります。イタリア政府観光局発行の温泉地図には、 全国隈無く１８４の温泉ポイントが記されています。特にガルダ湖の南部の周りには温泉が多いです。シルミオーネの温泉はこのガルダ湖の温泉の一つです。シルミオーネの半島崎から２００メトル離れているガルダ湖のそこから温泉が湧いてポンプでホテルなどに送られています。古代ローマ時代から利用されたかもしれません。このシルミオーネの温泉のお湯はイオウが入って、特に耳鼻の病気に治療効果があります